1999 シャルドネ ロシアン・リヴァー・ランチス ソノマ・クトラー

2004/2/1
SONOMA-CUTRER RUSSIAN RIVER RANCHES
初日
薄めのレモンイエロー。粘性は結構しっかり。香りはやや閉じ気味だが酸の効いたハチミツレモンの香りがほんのりとただよう。香りに対して味わいは非常に積極的。ソアーヴェ?っていうぐらいの押し出しの強い甘みとオイリーなニュアンス、いい塩梅にチリチリと後を引く酸。アンセルミピエロパンのソアーヴェの味わいにそっくり。時間が経つと桃やマンゴー、パインのおいしそうな甘い香りや、ワックスのようなややケミカルな香りも出てくる。このマコネのワインのような爽やかなおいしい甘みが特徴的。カリフォルニアの白でこのような繊細なシャルドネははじめてかも。ニュージーランドのコレにも似た感じ。んー、でも余韻に残る乳酸菌飲料ちっくな酸といい、1番近いのはやっぱりソアーヴェかな。ブラインドだったら自信をもって「ソアーヴェ!」と叫んでそう。
2日目
甘さを引き締める酸がさらにはっきりとしてきて、全体の味わいはさらにポイントアップ。乳酸菌飲料を思わせるおいしそうな甘い香りと、口の中でフワッと広がる甘い果実味、心地よい酸と適度な余韻。これはおいしい!ジーニのソアーヴェをさらにおいしく多面的にした感じで、なおかつチェントブリッキよりもこなれていて親しみやすい味わい。カリフォルニアの白につい求めてしまうちょっと下品なほどのパンチは影を潜めていて、非常にバランスのよい白。ソノマ・クトラー、この名前は覚えておくべき。うーん、それにしてもシャルドネはやはり奥が深いですね。


メモ
1999 CHARDONNAY SONOMA-CUTRER RUSSIAN RIVER RANCHES
愛知のNで購入2680円。
キャップシールの黄色も含めて、パッケージングの配色がアメリカらしくなくいい感じ。