2001 チェントブリッキ・ビアンコ マウロ・セバステ

2003/9/18
CENTOBRICCHI BIANCO
初日
輝きのある薄めの金色。フレッシュなハーブやラムネ、おしろい花のような白い花系の香り。香りの出方がすごい勢いで感じられる。発散的と感じるほど。香りのベースには甘い完熟グレープフルーツ&レモンの香りがあって、さらに若いソーヴィニョンらしいフレッシュさと、植物的なアルネイスの香り。(実際これらはどちらのブドウに由来するものか、あまりわからないが)。これらがうまくミックスされて、しかもベースとなる果実香はしっかりしている。これは楽しい香り。
味わいはビシッとシャープにミネラル感が通っていて、なおかつ甘くてちょっと酸っぱい果実味。余韻にしっかりしたものを感じると思えば、アルコール度数はなんと14度!。酸と果実味のバランスが素晴らしい。いつまでも感じるハーブっぽい爽やかな香りが1番の特徴と思う。ワインの香りとしてではなくて、どこかで経験したフレッシュな香りを一つはっきりと感じるのだが、何の香りかが出てこない。黄緑系の果物か野菜の香りかな。スターフルーツ?余韻に粉っぽいニュアンスにヨーグルトを感じたりして、これもおもしろい。
このフリウリのソーヴィニョンよりも万人受けするおいしい白だと思う。もちろん好みは人それぞれだと思うが、インパクトはジローラモ・ドリゴ、バランスと奥行きはマウロ・セバステという感じか。
2日目
甘い香りとキリッとした酸は変わらず。ハーブっぽさが後退した分だけ親しみやすくなった感じ。それにしてもスターフルーツや梨のようなフレッシュな香りと味わい、芯のある余韻が本当にすばらしい。全体の印象としてはヴェルジェのシャブリとかこのマコンに近いものを感じる。特に爽快な香りに。ただ、アルネイスの個性か、アルコール感のせいか、こちらの方が多面的で立体感があります。素晴らしいです。是非もう一度試してみたい。(でもRBでラスト1本だったからな。。。)


メモ
2001 CENTOBRICCHI BIANCO MAURO SEBASTE
神戸のRBで2610円
セパージュはソーヴィニョン・ブラン90%、アルネイス10%
鮮やかな黄色のキャップシール。実はほとんどラベル(パッケージング)買い。