![]() |
2007 トスカーナ・ロッソ I.G.T. アヴィニョネージ |
2014/7/30![]() 初日 94のリゼルヴァや93のその上のワイン、 もちろん定番のヴィーノ・ノービレ、そして下の方のロッソ・ディ・モンテプルチャーノなど 非常に相性の良い造り手。初めて開けるこのロッソは7年の熟成で、さてどんなもんでしょうか。 外観はやや濃い目のルビー。少し紫を帯びていて、縁の方にオレンジ色の入ったルビーガーネット。あまり熟成を感じない。 香りは妖艶なベリー香がムンムンと立ち昇る。甘い赤系果実の香りにこしあん的な、豆+砂糖な甘い香り。さすがに開いていますね。 グラスに注いだだけで机の上に香りがただようよう。 味わいは、超完熟のベリー系の甘みが前面にあり、、サンジョベーゼならではのスミレのニュアンスとツブツブなタンニン。 暖かい果実味が親しみやすい印象ながら、ボディがしっかりあって、果実味とタンニンに厚みがあります。 果実が熟していることを想像させます。 バックラベルの記載ではカベルネがブレンドされているようですが、確かにそういうニュアンスがありますね。 余韻にカシス的な甘みがあります。良質のカベルネなんでしょうね、本来のサンジョベーゼの良さに加えて、 熟成したカベルネの懐の深さが立体感を演出しています。 ともかく、ここの赤ワインは、きれいに熟成します。間違いない。クエルチャベッラの熟成したキャンティ95 を思い出させます。 やはりここの造り手は熟成してから妖しく香りますね。 他のワイナリーの造りと何が違うのかと思ってしまいますが、安定感がありますね。 2日目 充実した、おいしいタンニンが満載。ここまでやわらかいと、どんな食事にもあわせやすいと思います。カレーにもぴったりです。 この息の長い熟成は、どこからやってくるのでしょうか。 |
2007 TOSCANA ROSSO I.G.T. AVIGNONESI 茨城のWにて2680円で購入 |