![]() |
1995 ランゲ・シャルドネD.O.C. ”フォッサーティ・レスカレート” ロヴェルト・ヴォエルツィオ |
2007/11/3![]() 初日 この造り手はこちらの赤以来久々。思い入れのあるラ・モッラ村の造り手。 外観は少しオレンジがかった、それほど濃くないゴールド。透明感があって、底光りするような外観。香りは、はじめのうちは冷蔵庫の温度だったせいか大人しい感じでしたが、時間が経って温度が上がってくると完熟の洋ナシとか、そのリキュールとか、バニラとか、超高級なファンデーションの香りとか。 味わいは一見さらっとしていて果実の酸っぱさも感じますが、その後の余韻がすごい。口の中で温まって食道に降りていくときにヴォリュームが出てくる。そして超高級バニラな香りが鼻を抜けて、長大な余韻が口と鼻のあたりに残る。これはすごい。ベリンジャーの最高の時の香りを思い出したり、シュヴァリエ・モンラッシェを思い出したり。楽しみの90%は余韻にあるような素晴らしいワイン。樽を上手に使うテクニックもあるのでしょうが、それにしっかり応える果実の質が何よりもすごいんでしょうね。いやはや、この造り手は期待に応えてくれます。こういうテッペンな味わいのシャルドネは久々です。思わずガッツポーズの出るシャルドネです(笑) 2、3日目 シェリー的なニュアンスとバニラな様子が全面に出てきて、ボルドーの白のような雰囲気も出てきた。フューザルみたい。それにしても余韻がべらぼうに長いです。そして、数日たってもワインのおいしさの核となる部分が揺らがなくて、どうしてもLLのシュヴァリエ・モンラッシェを思い出してしまう。 このワインは現在造られていないらしいですが、惜しいですね。シャルドネでこれだけのポテンシャルがあれば、この畑から生み出されるバローロはとんでもないことになっているのでしょうね。 |
1995 LANGHE CHARDONNAY D.O.C. FOSSATI ROSCALETO ROBERTO VOERZIO 大阪のCにて5580円で購入 思い出のフォッサーティ畑。そこからの景色はバローロ一帯を見渡せてこんなに美しい。 |