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1997 キャンティ・クラシコ ポッジョピアーノ |
2003/6/5![]() 初日 濃い!黒っぽいルビー。縁の方でもほとんど変わらない。粘性もまずまず。 すぐに甘い香りが立ち上がる。リパネラやルッフィーノに似た黒蜜風の香り。さらにはスミレっぽい香りも。 口に含むと荒っぽいタンニンがキャンティらしさを十分に感じさせる。余韻もいい意味で落ち着かないタンニン(変な表現だが)が舌に残って、食事と合わせるにはいい感じ。樽っぽいわけではなくて、いかにもブドウの皮のタンニンですよ、という味わいが好印象。 スマートさとか洗練とか、そういう整った雰囲気とは無縁のキャンティ。しかし、濃い色・スミレっぽい香り・タンニン豊富なザラッとした余韻、どれをとってもキャンティ以外の何者でもなく、不思議とバランスが取れている。やっぱりおいしいキャンティはリラックスできる。 2日目 チョコや小豆の甘い香りが優勢に。モンテ・ベルナルディを思い出させる甘苦さ。ほとんどドルチェットの味わいに近い。ここの造り手の最上の赤ロッソ・デイ・セーラとの共通点も感じる。もうちょっとだけ早いタイミングであけた方がよかったかもしれない。 |
メモ 1997 CHIANTI CLASSICO POGGIOPIANO 近所のIで購入2110円 |