1993 キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ・ドゥカーレ"ゴールド" ルッフィーノ

2002/9/8
RISERVA DUCALE  RUFFINO
初日
しっかり濃い、やや濁ったルビー。中心は少し黒く、縁の方へかけてムラサキのグラデーション。 香りは内向的で、スミレやブルーベリーのやや酸を感じるキャンティらしい香りと、それらの香りの向こうに しっかりとした甘い香り。なにより香りに果実味を中心とした「芯」が感じられるのが好印象。同時に入手した 96のルッフィーノのキャンティとは果実味の凝縮感において格の違いを感じさせる。
味わいはソフトでおとなしいが、果実の凝縮があって、余韻はそこそこに長い。樽の使い方など、おそらく 古典的な作りをしていると思われるが、9年の年月を感じさせない活き活きとした果実味があり、 想像以上のパフォーマンス。
2日目
照りがあってほんとに濃い。香りは黒みつとか超完熟イチゴとか、そんな甘い香りが優勢に。味は まだまだ酸もしっかりしていて、アルコール感が弱くなった代わりに、昨日は感じなかった土っぽさを少し感じる ようになった。黙って出されたら、味だけならテンプラニーリョと予想するかも。 ペドロサみたいな、しっかりした作りのものに近い。
それにしても今まさに熟成のピークにある、人工的でない果実味がぎっしりと詰まったすばらしい甘さ。 アンフィテアトロを思い出させるぐらい。これはいい買い物。
教訓:93のサンジョベーゼはやっぱり美味しい


メモ
1993 CHIANTI CLASSICO RISERVA DUCALE RUFFINO
オークションで落札 約2000円
(96のルッフィーノのリゼルヴァと2本で3000円)