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1996 キャンティ・クラシコ モンテ・ベルナルディ |
2002/9/1![]() 初日 良質のコルク。コルクに付いたワインの色はほとんど黒! グラスに注いだワインの色はちょっと濁った濃いルビー。まんなかは黒みを帯びている。 香りが出てこない。カカオのようなチョコのような焦げ甘い香りがちょっとする程度。 サンジョベーゼとは思えない、酸のなさそうな感じ。口あたりはやさしく、濃度を感じる。 余韻もなめらかな甘さを感じる心地よいもの。時間がたつとホットミルクのような甘い香り に支配される。これはいままであまり経験のない香り。余韻に感じる酸がどんどん強くなってくる。 うーん、これはよくわからないキャンティ。香りのおとなしさと果実味が少なさがマイナス。 樽の焼きがキツイような感じもする。明日はどうなる? 2日目 すぐにこし餡のような甘い香りが立ち上がる。新世界のカベルネのような凹凸のない丸い甘み。 昨日とは違って香りに飛距離が出てきた。グラスを揺すると、昨日おとなしめだったカカオとか チョコの香りが飛んでくる。フォンタッローロの93を飲んだときの香りに似ている。 あれはもっと酸を含んだ締まった香りがしていたが。もう少し置いておけば最後の大化けを見せるのかもしれない。 3日目 酸が完全に飛んで平面的な甘苦い赤ワインへ。これはもう終了という感じ。 総じてちょっと作りすぎのキャンティと思う。オークの焼きが強い感じ。早いうちに飲めば それなりにチョコっぽくてもっと楽しめるのかもしれないが、現時点で飲むと醸造工程に疑問を感じる。 |
メモ 1996 CHIANTI CLASSICO MONTE BERNARDI 神戸のKで購入2600円 裏ラベルにはフレンチオークのバリックで20ヶ月熟成とある。やりすぎでは。。。 |