1994 エール・ダルジャン シャトー・ムートン・ロートシルト

2003/5/28
AILE D'ARGENT
初日
思ったより薄い黄色。ほんの少し金色。粘性もほどほどで。
香りはグレープフルーツやライム、ちょっとだけカラメル。ほかには干し草とか。なんとも経験したことのない香りを確かに感じ取ることができるのだが、ライムぐらいしか言葉が出てこない。ラムネというか石灰というか。
味わいは確かなアルコールと酸があって意外なほど飲みやすい。食事とともに楽しむには○。1級のムートンのイメージがあるので、もっと樽を効かせた造りかと思っていたがさにあらず。口の中で横へ横へと広がる酸。余韻は日本酒のように胃の奥の方にべたっと続くような独特なもの。この白みたいな。時間が経つとカラメルっぽさがなくなって、ちょっと薄い香りに。
明日以降、これはいい方向に向かわない気がする。。。
2日目
香りも味わいもすっかりおだやかになってしまった。グラスに鼻を近づけたときに、最初に感じるのはカラメルっぽいニュアンスで、次ぎに感じるのはプールの塩素っぽい匂い。余韻にもカラメルっぽいニュアンスがあるが、それはがんばって探してやっと取り出せるレベルのもの。

フューザル93に感激してボルドーの白を続けて試してみたが、どれもあの感激には遠く及ばない。フューザル93>>>>シャントグリーヴ97エスプリ・ド・シュヴァリエ92≒エール・ダルジャン94という感じかな。。。
でも自分自身の好みとして、シャルドネではなくて実は樽熟させたドライなソーヴィニョン・ブランが好みなのかもしれない、ということを知ったのは大発見だったかも。
ということで次はイタリアのソーヴィニョン・ブランにでも触手を伸ばしてみるかな。。。イタリアは土着品種の方が高CPなのはわかっているが。



メモ
1994 AILE D'ARGENT CHATEAU MOUTON ROTHSCHILD
神戸のKで購入3800円。