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1997 シャトー・ド・シャントグリーヴ キュヴェ・カロリーヌ |
2003/5/11![]() 初日 金色を帯びた濃い目の黄色。粘性大。 香りはグレープフルーツやレモンなどの細い果実香と紙粘土のニュアンス。ちょっとしなびた感じ。どこかで読んだ表現を借りると「お米のとぎ汁」。ある程度熟成された(それほど力の強くない)白に時折感じる香りの表現がこれまで思い付かなかったが、この表現がぴったりかと。味わいはしっかりした酸をベースに、アルコール感のあるコッテリと力強いもの。 完熟したぶどうからきちんと作られたワインだとは思うが、なにか全体的なバランスを 欠いているような気がする。でも過去の経験上、こういったワインは2、3日で化ける可能性も。 2日目 予想通りお米とか紙っぽいニュアンスが消えて、オイリーでしっかりしたワインに変化してきた。うっすらバニラ。味わいはまだちょっと気になる酸があるが、余韻が長くて楽しめる。アルコール感も高くて飲みごたえがある。 3日目 ますますトロッとしてきて、カラメルのようなニュアンスになってきた。フューザルにちょっと近づいてきた。シュヴァリエのセカンドよりは力強い。あと数年寝かせると、バニラやカラメルの香り高いワインに熟成していくのかもしれない。 4日目 シェリーの香りと味わい。ここまでくると難しくてとっつきにくいおいしさだが、個人的にはこういう風味も結構好きだったりする。 |
メモ 1997 CHATEAU DE CHANTEGRIVE CUVEE CAROLINE 神戸のKで購入2200円。 某ワイン本によれば、この銘柄で現在飲み頃なのは90で、97はようやく飲み頃に入ってきたところだそうな。たしかに納得できる気がする。 |