2001 ラ・ジョイア リエチーネ

2011/3/22
LA GIOIA RIECINE
初日
97で非常に感銘を受けた銘柄。リゼルヴァ97 も素晴らしかったですが、さて。
濃厚な外観に驚く。紫がかったルビー色。香りが素晴らしい。ブルーベリーやカシスなどの黒系果実香が温度低めの状態からあふれ出してくる。 ラランドを思わせるぐらい。飲む前からいいワインがいい熟成をしていること間違いなし。
味わいは熟れた赤〜黒系の果実味が口の中を満たし、やわらかいタンニンが味わいの幅を広げる。酸が低く、押し出し感の強い味わいで、 カリフォルニアのボルドーブレンドの赤みたいな感じ。97とはまったく異なるワインですね。 これはヴィンテージの差ではなく、造りが 違うというか、目指す方向を変えたと思います。少し残念な気がしますが、この旨みの強さ、濃厚な果実味に溶け込んだ甘みのあるタンニンには 抗し難いものがあります。
2、3日目
味わいの強さ、酸の低さは変わらず。まぁ、文句なくおいしい赤ワインですが、もうリエチーネが以前のようなワインを造っていないのかと 思うと、寂しい気がしますね。


2001 LA GIOIA TOSCANA I.G.T. RIECINE
東京のKにて5480円で購入
アルコール度数14%。後で造り手のHPをのぞいたら、メルローが5%入っているそうな。これがこの銘柄の線を太くさせてしまったのでしょうか・・・