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2006 キャンティ・クラシコ リヴェルナーノ |
2010/8/20![]() 初日 外観はびっくりするぐらいに濃い、黒みを帯びたルビー。照りがあり、モダンな雰囲気が漂う。 香りはスモモ、赤〜黒系のベリー、スミレ、うっすらとコーヒー。しっかりと抽出された、健康的でモダンで、リッチな香り。 味わいは丸く整えられたタンニンがスルリと口の中に広がり、まったくひっかかりなく、清潔で濃さのある果実味が充満する。非常に現代的な造りです。 しかし、濃さの中にもキャンティらしいさらっとしたニュアンスがあって、それは単に酸があるというのとは違うのですが、洗練された構成です。 クエルチャベッラに筋肉を付けたような、そんな感じでしょうか。レンテンナーノ やカファッジョの洗練からは遠いですね。 キャンティらしい酸や粒子感のあるタンニンを求めると肩透かしを喰うかもしれませんが、これだけ健康的に甘い果実味があると、 文句はありません。やはり2006年はいい年ということなのでしょう。 2日目 リッチに濃い味わいが持続します。グイッと太く描いたキャンティです。カカオっぽいタッチが強くて、新世界風になるギリギリのところで 踏ん張っています。ルッフィーノの2004のリゼルヴァで「濃いなぁ」という感想を持ったのと似た体験です。 やや背伸びして濃く造られた印象もあり、今が飲み頃だと思います。 |
2006 CHIANTI CLASSICO LIVERNANO 大阪のNにて2380円で購入 |