1999 ポマール プルミエ・クリュ "リュジアン" ドメーヌ・ド・クルーセル

2009/6/3
POMMARD 1ER CRU "RUGIENS" DOMAINE DE COURCEL
初日
外観はムラサキを帯びた透明感のあるクリアなルビー。
香りは最初は閉じ気味で、かすかに赤系果実が感じ取れる程度だったが、温度が上がると暖かい赤系果実の香りがモクモクと湧き上がる至福の香りに。アルコール感のツンとした感じ、スモモのような果実香、黒蜜のようなニュアンス。
味わいは、シルキーでスベスベのタンニンが口の中に広がり、超微粒子の果実味が染み渡る。
これはおいしい。理屈抜きにとにかくおいしい。滑らかなタンニンがこんなにおいしいというのは久々のこと。こちらのサンジョベーゼ以来かな。時間が経つとイチゴやカラメルの甘い香りもしてきて、素晴らしい。温度が上がりすぎるとのっぺりした雰囲気になるので、少し低めをキープするのがおいしく楽しむポイント。
わかりやすく素直な赤系果実のニュアンスが楽しいですね。ポマールは相性がいいような気がします。ジャドのこちらとか、近いですね。ポマールの一般的なイメージそのままに、豊満な果実味がおいしい。明日も楽しみです。
2日目
濃密な香りが飛び出す!超完熟イチゴ、プラム。コート・ド・ボーヌのワインの雰囲気が全開で素晴らしいです。香りが素晴らしいために飲み干すのがもったいなくて、あまりグラスが進まないほど。単純でわかりやすいと言ってしまってはこのワインは楽しめないと思います。
3日目
紹興酒のような、少し酸化したニュアンスが出てくる。こちらのキャンティの非常に熟成させたのを思い出させます。
それにしてもポマールとは相性がいい。打率が高い。もう少し注意してみよう。


1999 POMMARD 1ER CRU "RUGIENS" DOMAINE DE COURCEL
東京のAにて6720円で購入