![]() |
1997 クロ・ド・ラ・ロシュ ジョルジュ・リニエ |
2008/4/25![]() こちらのルソー95以来のグランクリュ。 コルクを抜いた瞬間から、ただごとではない香りが立ち込める。グラスに少量注いでもらって近づけると、ドカーンと香りの柱がカウンターから立ち上がる!フリーニのブルネッロ以来の感覚。様々なドライフルーツの甘い香りが揮発感をもってただようのにクラクラする。ジャムにならずに、絶妙にスキマのあるフルーツの香り、ミックススパイス、紅茶、甘い樹液。カブトムシ。 味わいは超微粒子のつぶつぶ感のある果実味。ネッビオーロみたいな鉄っぽい味わいがあったり、乾いたタンニンが感じられたり。香りの迫力だけで終わらず、地に足のついた力強い甘い果実香がたまらないですね。グラスを重ねるにつれ、香りが黒蜜のようにしっとりと甘く変化していき、これまたクラクラする。シナモンのニュアンスも。 ルソーの95はモダンでピュア系のピノだと思いましたが、こちらは力強くてネッビオーロ的なピノです。サンドローネのこちらとか。ほんとうにすばらしい。 おいしいチーズとパン、旧知の友人との語らい。これはもう至福のひととき。 |
1997 CLOS DE LA ROCHE GEORGE LIGNIER ET FILS 近所のZにて20000円以下の予算で。 |