1999 シャルドネ ナパ・ヴァレー スブラジア リミテッド ベリンジャー

2005/2/25
SBRAGIA-LIMITED
信じられないぐらいに濃い飴色の外観。酸化したリンゴジュースって感じ。ほとんどドイツのリースリングの古酒。このイタリアの白を思い出す(と思って読み返すと同じフレーズを書いてる)。香りはナッツ、バター飴、パイン。それらに金属的に鋭いニュアンスが加わる。10円玉入ってるでしょ、という感じ。それでも何故か厚ぼったい印象はなくて、熟成による洗練を感じる。94よりもかなりいい出来を思わせる。
味わいは外観や香りよりも素直で、サラリとした果実感があっておいしい。みかん缶のようなニュアンスがあって、シチリアのこの白を思い出したりする。金属的な雑味も印象をより複雑にする。そして、こなれた余韻の美しさはベリンジャーならではの世界。
好きか嫌いか、分かれるタイプの白ですが、私はたまになら飲みたくなるタイプ。それにしても外観のインパクトは強烈すぎる。


1999 NAPA VALLEY CHARDONNAY SBRAGIA-LIMITED RELEASE BERINGER
大阪のWにて4960円(6200円の20%off)で購入。
アルコール度数15.1%!

2007/3/19
SBRAGIA-LIMITED
初日
きれいな輝きのある金色。香りはハチミツレモン、バニラ、バター飴。酸も残っていておいしそうな”新世界白ワイン”の香り。カスタードクリームやココナツの香りも。
味わいはしっかり冷やしたことが功を奏して、すっきりとしたパイン系の果実味とバニラ的な樽香が自然に結びつく、ゴージャスな味わい。2年前に飲んだ時よりもずいぶん洗練されている印象を受けます。ボトルコンディションがまったく違うのでしょう。ファットになる寸前の、奇をてらうことのない自然でおいしい味わいです。
2日目
味わいは持続して、おいしいコクのある白ワインの姿を保っています。ニンニクを効かせた濃厚なパスタに寄り添って、おいしいことこのうえない。
ほんと、たまにはいいんですよね、こういう濃厚な白。そして、オーストラリアの似た方向の白に比べると、洗練とか、線の細さがあって締まりのある味わいです。さすがにワイナリーの伝統ということでしょうか。


1999 NAPA VALLEY CHARDONNAY SBRAGIA-LIMITED RELEASE BERINGER
ハノイのWHにて5USDで購入。
在庫処分的な扱いで店のカゴの中に放りこまれていました。
普通のラインのシャルドネだと思って手に取りましたが・・・