2001 キャンティ・クラシコ サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ

2004/12/13
SAN GIUSTO A RENTENNANO
初日
照りのある濃い目の美しいルビー。透明感がある濃さ。粘性もしっかり。香りはやや閉じ気味ではあるが、すももや爽やかなバニラの香りが心地よい。ペルカルロに共通する品のある香り。果実香と樽香のバランスがすばらしい。味わいは旨み成分がギュッと詰まった感じでおいしいことこのうえない。さらさらしたタンニンが「これってキャンティ?」という感じを与えるが、現代キャンティの最先端という認識を新たにする完成度。これまで飲んだキャンティではアマの97に近い雰囲気。さらにモダンな樽香があって造り込んだ完成度を感じる。1番下のワインがこの出来だったら、この年のリゼルヴァとかペルカルロはどうなっているんでしょうか。
2日目
爽やかな香りが大人しくなってジャムっぽいフルーティな方向に収束。チョコっぽい雰囲気は同じ造り手のリゼルヴァ99に似たニュアンス。
確かな旨みから余韻へとつながる濃さと洗練は相変わらずだが、酸やザラッとしたタンニンなどのいわゆる「キャンティらしさ」が全然見当たらないところにちょっと満たされない感じもある。南イタリアか新世界かと思うほど。
3日目
シンプルな果実味が主張してくるワインに収束。ちょっと持続力不足かも。いますぐから飲み頃のワインと思います。


メモ
2001 CHIANTI CLASSICO SAN GIUSTO A RENTENNANO
MARTINI DI CIGALA
大阪のTにて2400円で購入