1995 バルベーラ・ダスティ アイ・スーマ ブライダ

2004/10/31
AI SUMA
初日
黒っぽいやや濁ったルビー。照りがなく不安な外観。香りは閉じこもった香りで明らかに様子がおかしい。かなり枯れた香り。味わいはバルサミコ的な煮詰めたような甘酸っぱさと苦味。インスタントコーヒー。味わいはキュッと締まった甘さのチェリーや樽からくるカカオ的な甘み。以前飲んだポモロッソと似た雰囲気。アルコール感も残っており、飲めないわけではないが、熟成の仕方は明らかに変な感じ。
2日目
ネガティブな要素が落ち着いてきて、ポモロッソに似たミニマムな果実味とカカオっぽい樽香。

うーん、これは残念な1本ですね。新樽の使い方が果実味と合っていないような、そんな印象。それに加えて熟成過程にもちょっと疑問が。
現地からのハンドキャリーといえども、古酒は難しいですね。同じエノテカで入手したビゴッタ93が素晴らしかっただけに、こちらはちょっと残念な結果でした。なんとなく元気がない感じはミラノの別のエノテカで入手したサンドローネとも共通点を感じる。



メモ
1995 BARBERA D'ASTI AI SUMA BRAIDA
ミラノのエノテカRにて42.5ユーロ(約5550円)で購入。