1995　バルベーラ・ダスティ　"ポモロッソ"　コッポ

2002/11/9 コルクに付いた色の黒さに驚く。 グラスに注いだ色もめちゃめちゃ濃い。黒っぽいルビー。熟成を感じさせない。 香りは派手に甘い。砂糖が効いているような甘い香り。アゴンターノ を思い起こさせるほど。黒系果実とオークの甘い甘い香り。チョコとかカカオとか、 そういう系。いろいろな香りが溶け合っていてドギツさは感じないが押し出しが強く 非常にパワフル。 味は香りの印象そのままにこってりと甘い。バルベーラらしい酸はどこにもなく、 かなりカリフォルニア感が強い。一歩間違うと焦げっぽい感じもする。そういう意味 ではストーンストリートに近いものがある。 うーん、想像以上に作りこんだワイン。ブラインドで飲んだら自信をもってカリフォルニア のカベルネと言いそう。これはこれで個性的ではあるが、やや前時代的な印象を受ける。 最近のヴィンテージもこうなのかな。クオラムなんかも試してみたい。

メモ 1995 BARBERA D'ASTI "POMOROSSO" COPPO ローマのエノテカで購入L.52000(約3020円)