1998　モンテヴェルティーネ・リゼルヴァ　モンテヴェルティーネ

2004/10/12 初日 結構濃いルビー。粘性も高いが塗りこめられたような濃さはなく、品のある外観。香りは初めはギシッと詰まって閉じた感じだったが、すぐに和らいで、クールなベリー系の香り。ミネラル感が強力で、だれない締まったニュアンス。味わいも同じく硬派で一本筋が通った、スクッと自立した雰囲気の味わい。カッペッラの９８やカパネッレの９７を思い出す。余韻の酸が相当にしっかりしており、人によっては酸っぱいと思うかもしれない。でも私は好きですね、こういうワイン。クラシカルな雰囲気を漂わせながらも、単にそれだけでは終わらない"ふくらみ"がある。やっぱり好みの造り手です。 ２日目 カリッとした酸は相変わらず。９６のペルゴーレ・トルテの印象からすると、もっと置いてもいいワインかもしれない。瓶熟を経て酸が和らいだときにミニマムな果実味といいバランスをするような、そんなことを想像させる。

メモ 1998 MONTEVERTINE RESERVA 神戸のSにて4800円で購入