1998 キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ "クエルチオーロ" ポデーレ・ラ・カッペッラ

2004/3/25
"QUERCIOLO" PODERE LA CAPPELLA
初日
クリアできれいな赤みのルビー。すこし黒っぽく濃くて照りがある。ふちの方は少しだけ透明。
香りはキャンティらしいすももやスミレの甘い香り。爽やかな果実香が中心で、変な甘さや樽香がなく、ピュアなイメージ。最近ではランポッラのキャンティに近いかな。味わいは甘い果実味がおだやかな酸とともに口の中に広がり、キュッと酸がしめる余韻は非常に心地よい。サンジョベーゼのザラッとした感じとアルコール感(14%!)からくるホットさが、丸く落ち着いた果実味と溶け合って最高のバランス。97を飲んだのはちょうど1年前だが、こちらの98の方が出来がいいような気がする。文句なくうまいです。キャンティに求めるすべてが過不足なくここにあると思います。
2日目
昨日のおいしさを持続。ザラッとした感じよりもやわらかい果実味が優勢。最近もてはやされる樽の効いたスタイルとは違い、酸や果実味がキャンティらしくておいしいです。
やはりこの造り手は好み。メルロも飲んでみたい。


メモ
1998 CHIANTI CLASSICO RESERVA "QUERCIOLO" PODERE LA CAPPELLA
神戸のSにて2880円で購入。
アルコール度数14%