1997 キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ カパネッレ

2003/1/24
CAPANNELLE
初日
つるつるした上質の長いコルク。
ワインの色は黒っぽい濃いルビー。縁はほんの少し薄いが、中心は少し濁っていると感じるほど濃い。
香りは若いボルドーのような樽香。新聞のようなインクの香り。それと、エスプレッソやタバコの香り。 果実香を探すとほんの少しのチェリーかブルーベリーか。あとはスミレ。やや樽香>果実香な印象。
味わいは6年の歳月を感じさせないタニックなもの。ちょっと果実味が後退してしまった後なのかも しれない。ただ、口の中が麻痺するような感覚にはならず、スルスルと飲んでしまう。 濃い味のチーズなんかとチビチビやるにはいいと思うが、普通の食事には合わないと思う。 97は良いヴィンテージと言われているが、こういったワインのように果実味の薄いものもあって、 本当に難しい。
2・3日目
あまり変わらない。いやな酸が出てくることもなく、タニックなまま。粉っぽいほどタンニンを感じるが、 でも嫌味がないという意味ではレ・バルツェに似ているかも。これは私の 経験でも最も硬派なキャンティの一つ。「甘くない」、「果実味が感じられない」 など、ネガティブに捉えるとキリがないが、媚びない、主張のはっきりしたクラシカルなキャンティとはいえる。 (まぁ、素直に想像すると、樽を焼きすぎということなんだろうけど)


メモ
1997 CHIANTI CLASSICO RESERVA
CAPANNELLE
大阪のWで購入。3800円の20%offで3040円。