1997　パレオ・ロッソ　レ・マッキオーレ

2004/3/26 黒っぽく濃いルビー。ムラサキっぽさも少し。やや濁った感じ。 香りはココアやチョコ、ホットミルクのような詰まった甘い香り、白カビチーズ、スミレ、鉄っぽさ。味わいはカベルネらしい濃密なタンニンが果実味と溶け合っていて非常にわかりやすい。パンチの効いたわかりやすさはかなりカリフォルニアな感じがする。インシグニアとか。余韻のアルコール感がもう少しあるとバランスがとれそうだが、ちょっとおとなしい印象。濃いがアウトフォーカスな雰囲気はシチリアのリトラを思い出させたりもする。 もうすこし雄弁なワインかと期待していたが、酸が低くてちょっと期待はずれ。モノトーンな印象はぬぐえない。雑味感や酸も欲しい。普通においしいんですが、これだけ名の通ったワインだと、やはりその上の何かを求めてしまう。マッキオーレ・ロッソの延長線上にある味わいだと思うので、"マッキオーレ・スタイル"が好みからズレているのかも。

メモ 2000 PALEO BOLGHERI ROSSO SUPERIORE D.O.C. LE MACCHIOLE 神戸のSにて6000円で購入 カベルネ・ソーヴィニョン８５％、カベルネ・フラン５％、サンジョベーゼ１０％ （バックラベルより）