2000 マコン・ピエールクロ ギュファン・エナン

2002/8/16
MACON-PIERRECLOS
初日
久々にコルクを折ってしまう。ヴェルジェと同じ質のちょっと赤茶色のもろいコルク。 これって瓶の内側に張り付いて抜きにくいと思うが私だけ?
色はうすいレモンイエロー。輝きがありフレッシュな感じ。香りはレモン、グレープフルーツ、 ハチミツ。香りの立ち方がまだ少し弱い感じがする。みかんのような暖かい香りもある。酸がある。 香りの記憶で1番近いのはルフレーブのピュリニーかもしれない。 味はちょっと苦い感じがしてアルコール感が非常に高い。まだこなれてないのかもしれないが、 ポテンシャルを感じる。余韻はベタッと張り付くようなタイプのもので濃い。明日に期待。
2日目
まだまだフレッシュな酸味を感じる。初日よりさらにフレッシュに感じるのは気のせい? あいかわらずのグレープフルーツ、DAKARAのようなスポーツドリンクの香りのほかに、 干草のようなトレッビアーノっぽい香りもする。酸味がやわらいでくるまでしばらく(2、3年?) 待つべし、という感じ。
珍しく数本まとめて購入したので、じっくり熟成の具合を楽しもうと思う。


2002/12/27

りんごやグレープフルーツ、レモン、梨などのフレッシュな香りとうっすらハチミツの甘み、 そして爽やかな酸。かなりこなれてきた。余韻の張りつくような"くどさ"がなく なってきた。それでもまだ2、3日目がちょうどおいしいという感じ。 まろやかで長い余韻が楽しめる。
うん、やはりこれはおいしいワインです。


2003/9/9

このワインもこれが4本目で、いよいよ在庫はあと1本。
コルクの表面にしっとりとしたカビが付いていて、ちょっと心配。コルクもちょっと緩めで。
そして香りに驚き。これは傷んでます。上の2本と全然違う。酸っぱくて厚みのないグレープフルーツの香りや、石膏のような粉っぽい香り。味も表面的で、酸が立った果実味の薄い味わい。2日目にはやや改善されてカラメルのようなニュアンスが出てきたが、それでも薄い。
何よりとまどうのは、この香りと味わいが、過去に経験した状態の良くない(と感じた)ギュファン・エナンのワインとそっくりなこと。これこれ。これはいったいどういうことを意味するんでしょうか?同じ店で同時に買ったのに、こんなに状態にバラツキがあるっていうのは、単にボトル・ヴァリエーションって片付けていいのでしょうか?
素人考えでは「もうちょっとしっかりしたコルクを使った方がいいんじゃないの?」とか思うんですが。(参考までにヴェルジェ/ギュファン・エナンのいろんなワインのコルクを並べるとこんな感じ。右端がこのワイン。年毎に違うし、同じ年でもワインによって違う。)
ギュファン・エナンの熟成の可能性はホントに謎。


メモ
2000 MACON-PIERRECLOS DOMAINE GUFFENS HEYNEN
愛知のTで購入2990円。
はじめてネットで購入したワイン。