2008 シャブリ プルミエ・クリュ "モンマン" パトリック・ピウズ

2014/3/24
CHABLIS PREMIER CRU MONTMAINS PATRICK PIUZE
初日
昨年、村名のシャブリで衝撃を受けた造り手。1級はどんなことになっているのでしょうか。
外観はわずかに黄緑色を帯びた濃い目のイエロー。
香りははちみつレモン、グレープフルーツ、パイン。
味わいはズシリと重い果実味にミネラル、通常の白ワインでは出会えない、硬質で重い酸。ジワッと果実味が広がった後で重さを感じ、飲み込むとカスタードクリーム やクッキーのニュアンスがゆっくりフワッと漂う。飲み進めるうちに、昆布のような、いわゆるヨード香がじわじわと。それに、ジッポーオイルのような香り。
これは1級の貫録です。決して”飲みやすい”ワインなんかではありませんが、個性的で魅力的。素晴らしい。
2、3日目
香りの多様な要素が少しずつ大人しくなっていき、味わい寄りのワインに収束。
シャブリの1級でも左岸はミネラル&ヨード香、なるほど納得の個性です。

心惹かれる白ワインはいろいろありますが、このクラスのシャルドネは液体の密度が違いますね。 カリフォルニアのこちらなども楽しいワインでしたが、 同じシャルドネで造っていて、ここまで違うものになるという事実がとても面白い。


2008 CHABLIS PREMIER CRU "MONTMAINS" PATRICK PIUZE
大阪のTにて4600円で購入