2002 シャンボール・ミュジニー プルミエ・クリュ "レ・オー・ドワ" ロベール・グロフィエ

2013/10/12
CHAMBOLLE-MUSIGNY PREMIER CRU LES HAUTS DOIX
DOMAINE ROBERT GROFFIET
初日
2002ヴィンテージのシャンボール1級といえばコチラ以来。
外観は意外に濃さのあるルビー。中心部までしっかり濃くて(しかし、もちろんピノという前提でのハナシです)。 熟成感は外観からはほとんど感じない。
香りはしっとりとしたベリー香がブルゴーニュの最高級のワインのそれです。ピュアで、多面的で、新鮮な果物の香りそのままに、 すがすがしく、普通は相入れない要素がバランス良く配置されていて、うっとりする。チェリー、スミレ、シナモンのニュアンス。
味わいは充実した甘い果実味が口に広がり、なめらかなタンニンが下から支え、美味しいことこの上ない。 引っかかりのないタンニンがブルゴーニュのトップドメーヌらしい、テッペンのピノということでしょうね。 アルコール感もほどよく、全体のバランスが素晴らしいですね。 キレイにまとまりすぎているという意地悪な見方もできるかもしれませんが、ここは心を無にして楽しみたいと思います。 明日にも期待しましょう。
2日目
香りがおとなしくなった感じがします。味わいも球体のようにスルスルと入ってきて、ニコッとピノのチャーミングな 甘さが顔を出す。全体が丸くまとまっていて、引っかかりがなさすぎて、香りや味わいの要素が少ないという錯覚に陥る。 (最近、良いピノを飲んでいないからかも。)

それにしても。ブルゴーニュのこの価格帯のピノは、本当に贅沢な世界ですね。私にはシモン・ビーズのエントリークラスのピノで十分満足できるような気がします。


2002 CHAMBOLLE-MUSIGNY PREMIER CRU "LES HAUTS DOIX"
DOMAINE ROBERT GROFFIER
東京のAにて11000円で購入