1999 ヴィーノ・ノーヴィレ・ディ・モンテプルチャーノ "シンポジオ" テニメンティ・アンジェリーニ

2013/4/10
VINO NOBILE DI MONTEPULCIANO SIMPOSIO
93ヴィンテージで過去最高のサンジョベーゼだというぐらいに、 非常に感銘を受けた銘柄、さて99はいかがでしょうか。
外観は赤みを帯びた深いルビー。わずかに褐色の様子もある。
香りは完熟〜腐る前ぐらいの甘い甘い果実香。いちぢくやイチゴ。温度高めでスタートしてみましたが、非常に良く香ります。 少し紹興酒的なニュアンスもあって、以前に飲んだ熟成サンジョベーゼ(キャンティ)を思い出す。
味わいは密度のある赤〜黒系の果実味。しっとりとしたタンニンはすっかり果実味に溶け込んでおり、 熟成のピークか、やや過ぎているか、という雰囲気。
余韻も非常に長い。漢方のニュアンスがいつまでも鼻のまわりに漂う。
もう少し乾いた雰囲気を残しているかと思っていましたが、完全にしっとり系に振っている感じです。
明日以降、どのように変化するでしょうか。
2日目
香り、味わいは落ちませんが、若々しさを取り戻すこともありません。93の長命ぶりから、まだ早いのかもしれないと 思いながら開けましたが、ちょうどよかったですね。キレイに熟成した、最後のピークでいただいたという感じがします。

1999 VINO NOBILE DI MONTEPULCIANO "SIMPOSIO" TREROSE TENIMENTI ANGELINI
大阪のKにて6500円で購入