2004 ル・クーポレ・ディ・トリノーロ テヌータ・ディ・トリノーロ

2011/10/21
LE CUPOLE DI TRINOR
初日
ずっと以前に2000ヴィンテージをちょこっと飲んで以来の再開。
少しだけ黒みや紫を帯びた、美しいルビー色な外観。濃すぎず透明感があり、しっかりと照りがある。香りはアセロラやざくろ、チェリー、すみれ、 アーモンド、餡、黒蜜などの香りが多層的に感じられる。全開に開いているというような香りの出かたではなく、近づいていくといろいろと 感じられて、香りの複雑性にとまどう。
味わいはきめ細かなタンニンが柔らかい果実味と溶け合って、香りの何倍か魅力的な味わい。タンニンも豊富で、しっかりと根を張った果実味の軸が ビシッと決まっているのですが、しなやかに軽い広がりがあって重くならない。ブドウの個性ですかね。それともブレンドの妙なんでしょうか。 これはあまり類例のない、魅力的なワインだと思います。
カベルネ・フラン主体のワインを飲むことはあまりありませんが、品と余裕があってしかもリッチで楽しいワインだと思います。
2日目以降
おいしさが持続します。へたりませんね。ピュアな感じを受けつつも、薄く感じさせず、おいしさがしっかりとあって、こういったバランス はなかなかできるものではありません。全然違うぶどう品種ですが、アルターレのアルボリーナを思い出したりします。 最近のヴィンテージも試してみたくなります。

2004 LE CUPOLE DI TRINORO TENUTA DI TRINORO ROSSO TOSCANA I.G.T.
大阪のKにて3990円で購入
カベルネ・フラン 47%、メルロー 32%、カベルネ・ソーヴィニヨン 12%、チェザネーゼ 4%、プティ・ヴェルド 3%、ウヴァ・ティ・トロイア 2%