2007　シャルドネ　ヴァッレ・ダオスタD.O.C.　レ・クレーテ

2009/9/21 以前に2004年ヴィンテージで感銘を受けたシャルドネ。非常に期待して。 セラー温度から冷やしつつ飲みはじめる。外観は淡く金色を帯びた透明感のあるイエロー。 最初の香りは栗の飴とかバニラとか、濃厚なシャルドネ香。口に含むと甘口かと思うほどに果実の甘さが前面に出ている。ブルゴーニュの超高級な白の雰囲気。 さすがにこのままの温度ではしまりがないので、少しずつ冷やしてみる。すると、ある温度から急にキリッとしたラムネやライムなど、ミネラリーで硬質な香りが支配するようになる。口に含むとフワッと甘さが舞い降りて、素晴らしいバランス。温度によって表情を変えるワインです。ラモネのこちらを思い出させる。さらに冷やすとキリッとした硬質の酸だけを感じるようになり、甘みすら見えなくなる。 温度によってこれほど表情を変えるというのも面白い。これは奥行きのあるワインです。今後、キレイに熟成すると思います。

2007 CHARDONNAY VALLEE D'AOSTE D.O.C. LES CRETES 東京のSにて3680円で購入 ラベルのデザインは明らかに前の方がいいですね