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2000 バローロ "ブリッコ・ルチアーニ" シルヴィオ・グラッソ |
2009/8/13![]() 初日 照りのあるムラサキを帯びたルビー。若々しく、結構濃い目。香りは甘い赤系果実香が妖艶に立ち上がる。熟成でこなれているのだと思いますが、雑味感や揮発香は少なく、とにかく甘い香り寄り。きれいに熟成した濃い目のピノのようでもある。 味わいは果実味に溶け込んだきめ細かいタンニンが口の中を覆う。立体感が乏しい雰囲気もあるのですが、赤〜黒系の果実味がわかりやすく、旨いです。香りで感じたイメージと同じで、ネッビオーロらしい雑味感やアルコール感は大人しめ。ここまで「香り>>味わい」なバローロも珍しいかもしれない。97で感じた多面性は感じられず、1997と2000という評判の良いヴィンテージの比較は圧倒的に前者の勝ち。 2日目 つべこべ言わずにおいしいですね。初日は香り重視なバランスだと感じましたが、2日目はおいしさにスポットライトが当たっている感じがします。バーヴァの97に似た、イチゴ的に甘い果実味を感じます。赤系果実味に身を任すだけで幸せが約束される、そんな贅沢な1本です。 |
2000 BAROLO "BRICCO LUCIANI" SILVIO GRASSO 東京のSにて6800円で購入。 |