1994　キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ　リエチーネ

2009/5/20 初日 お気に入りのリエチーネ。古酒の部類の９４。さて。 外観は意外に濃いルビー。縁の方にグラデーションはあるが、全体に黒みがある。一方で透明感があって活き活きとした様子もあって。 香りはキャンティらしいスミレの軽い香りが最初に漂い、ラズベリーなどの軽やかでひんやりした赤系の果実香が広がる。八角のようなスパイスのニュアンスも細かく感じられる。 味わいはしっかりした酸をベースに硬質のタンニンとスッキリした赤系果実味が伸びる。アセロラとか、そういうスッとした果実。石灰っぽいニュアンスもあって、ブドウが育った土地を表現しているのでしょうか。キャンティらしいざらっとしたタンニンが舌にからみつくようなところもあって、食事に合います。 ２日目 酸、硬質のタンニン、石灰的なニュアンス、初日とあまり変化はありません。果実味は少し下降線。やはり１５年の歳月を感じます。でも、立派に果実感を維持していて楽しめました。 ９４というリエチーネの古酒でどういった味わいになっているのか楽しみでしたが、果実味や樽のニュアンスが抑えられた品のある雰囲気は、これまで経験した９７や９９、ラ・ジョイア９７に感じたものと共通します。やっぱり好きな造り手ですね。

1994 CHIANTI CLASSICO RISERVA RIECINE 東京のSにて3780円で購入