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2001 バローロ "ブッシア" パルッソ |
2009/2/20![]() 初日 クリアで照りのある美しいルビーな外観。もっと黒みがあるかと思いきや、意外に明るい色調。 香りは閉じ気味でラズベリーやアイスクリーム、バニラの香り。ピュアでヒンヤリと静まり返るような雰囲気。ポテンシャルはありそうだが現時点では閉じている。 味わいはサラリとした口当たりにモダンなバローロらしさを感じて、アルターレのこちらのような焦点のあった果実味が広がる。果実味やミネラル、旨みが細かくきれいに敷き詰められているようで、まだこれからそれぞれの要素が混ざりながら成長していくような気がする。舌の上ではサラサラしたタンニンの渋みが前面にあり、最後の方で寡黙ながらも強い旨みを感じる。ある1点に向かって真っすぐに伸びていくような、純な余韻がおいしい。 現時点ではどうしようもなく閉じているという印象ですが、標高の低い場所に位置する一等地のバローロらしい育ちの良さは感じます。明日以降に期待しましょう。 2日目以降6日目まで 開けてから6日間に渡るまで少しずつ飲みましたが、難しいワインですね。無駄な装飾のない、ピュアでクリアで硬質な味わいですが、妖艶な姿は見られず。アルターレの密度を下げたようなワインとも感じられますし、口の中での旨みという意味ではサルヴィオーニのロッソを思い出したりも。きめ細かく、でもいまだ果実味に溶け込みきっていないタンニンは上質であること間違いなく、この先どういった瓶熟が進むのか、ストックのもう1本が楽しみなワインとなりました。 |
2001 BAROLO "BUSSIA" PARUSSO 大阪のNにて6800円で購入 |