1996 オルネライア ボルゲリ・スペリオーレ

2008/8/31
ORNELLAIA BOLGHERI SUPERIORE D.O.C
初日
コルクの裏の黒っぽさが尋常ではなく、ワインもビシッと黒みを帯びたルビー。やや濁ったような印象も受ける。
低めの温度からカカオやチョコの香り、カシスなどの黒系果実の香りがただよう。インクのような香りも。
味わいは意外にもツブツブ感のある粉っぽいタンニンに、やわらかい酸、ホットなアルコール感が続く。98ヴィンテージで感じたような、引き締まった気品のあるタンニンは存在せず、やや緩い構造を感じさせる。香りに熟成からくる広がりがあると救われるのですが。
2日目
低めの温度からでも濃厚なカカオやカシスの香りが立ち込める。生肉のようなニュアンスがあったりしてクロアティーナ種やラグレイン種のイタリアワインを思い出したりする。こちらとか、こちらとか。98で見せたものすごい凝縮度と比較すると、残念ながら、ちょっとピークが過ぎているかなという印象です。

1996 ORNELLAIA BOLGHERI SUPERIORE D.O.C
神戸のSにて約6000円で購入