1999 コルベッツォーロ ポデーレ・ラ・カッペッラ

2008/3/19
CORBEZZOLO PODERE LA CAPPELLA
初日
黒みを帯びたルビー。かなり詰まった濃さ。香りはバルサミコやチョコ、煮詰めたカシス。軽やかに香る雰囲気もあってサンジョベーゼらしいスキマはありますが、やや固く、ほぐれない印象。
味わいは細やかなタンニンと心地よい渋み、苦味。地に足のついた安心感のある味わいです。華やかさに欠けるという言い方もできるかもしれませんが、これが造り手の方向性という感じがする。味わいの後半に感じ取れる酸の高さにキャンティ地区のワインを思う。熟成が良い方向に働いているのは、独特の余韻。きめ細かいタンニンがサラサラと心地よい余韻を形成。
2日目以降
硬質のタンニンは健在。柔らかい方向には変化せず、さらにシリアスな表情を見せる。
この造り手、最初に出会った素直なキャンティ97が好印象で、次の98も素晴らしく、その次の98のこの銘柄も良かったのですが、こちらの99はちょっとイジリすぎたかなぁと。

1999 CORBEZZOLO PODERE LA CAPPELLA
神戸のSにて購入
アルコール度数14%