1995 プーロ・サングエ リヴェルナーノ

2007/12/2
PURO SANGUE LIVERNANO
ずいぶん前に97を飲んで感銘を受けて以来の再会。
外観は透明感のあるムラサキを帯びたルビー。ふちの方は少しだけ薄くなっていて、熟成の跡。
アルコール感が鼻の奥の方にツンツンと飛び込んでくる、バルサミコ的な香り。香りを長い一息で深く吸い込むと、香りの量が多すぎてクラクラくるような、そんな力強い香り。カシスなどの黒系果実や針葉樹の森、鉱物の香りが優勢で、カベルネっぽい気高い雰囲気。
味わいはタンニンと品のある酸がおいしい。カカオ的に甘い味わいと、キレイにしっかりと残った酸とのバランスが面白くて、それが深く整った余韻につながっていく。長い余韻の中に現れる乾いたタンニンはネッビオーロで造られた上の方のワインを思い出させる。
カマルティーナ93を思い出したり、チェッパレッロ95を思い出したり。リリース当時はかなり”やんちゃな”ワインだったと思いますが、12年後の今に至ってとてもきれいに熟成していました。

1995 PURO SANGUE LIVERNANO
兄よりゴチワイン
サンジミニャーノで購入とのこと。