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2001 サッシカイア テヌータ・サン・グイド |
2006/8/26![]() 黒みを帯びたルビー。ムラサキっぽさも。粘性すごい。香りはやわらかい黒系果実の香り。カシスやブルーベリー、スミレなど。01ということで若いボルドーのような硬い香りを想像していましたが、そういったギシギシしたカベルネの香りはなく、やわらかい香りを感じる。インシグニアを思い出させる。以前に体験した95のようにドカーンと発散的な香りではなくて、静かに語るような大人の香り。 味わいはおいしさ全開の果実味にまろやかでこなれたタンニンがバランスよく、非常に余裕のある味わい。金持ちケンカせず。無理したところがまったくない。軽やかな余韻も非常に印象的。これだけ中身が充実していて、このただようような繊細な余韻はおもしろい。Tボーンステーキの肉汁と合わせるとこれはもう赤ワイン万歳の世界。 かの偉大なサッシカイアということで、塗り込めたようなモダン・カベルネを想像したりもしていましたが、さすがにサッシカイア、余裕を感じさせる造りで素晴らしかった。ティニャネッロのようにどこのワインかわからない方向に流れることなく、独自の個性を放っていると思います。 |
メモ 2001 SASSICAIA BOLGHERI SASSICAIA D.O.C. TENUTA SAN GUIDO 知人よりゴチワイン。パリ土産。 |