2002 ピノ・ノワール マールボロ シモンズ・ヴィンヤード ワイパラ・ヒルズ

2006/6/12
PINOT NOIR MARLBOROUGH SIMMONDS' VINEYARD WAIPARA HILLS
初日
紫の入った薄めのルビー。透明感があってかなり熟成したブルゴーニュのような外観。香りは煮詰めたチェリー、スミレ、ブルーベリー、少しカシス。果実香をふわっと包むゴム臭い感じがブルゴーニュそのもの。クリアで開放的で、同時にしっかり詰まった中身を感じる。
味わいはグリップのある果実味がグイッと舌をつかむよう。アルコール感もありますが、透明感の中で果実味が濃いですね。軽やかにみせつつも実態は非常に詰まっていて、ずばらしいバランス。ブラインドで飲んだらブルゴーニュと信じて疑わないと思う。例えばこちらのデュガなんかを思い出す。わかりやすい果実の甘さはありますが、決して単調に感じないのは絶妙の雑味感ゆえ。香りにも味わいにもそれがあって、奥行きを与えている。うん、いいピノです。
2日目
多面的な構成はやや大人しくなった感じですが、クリアで集中度のある締まった味わいはおいしいの一言。フォーカスが合っているというんでしょうか、同じ造り手のシャルドネよりこちらの赤の方が好印象。もうちょっと置いてもおもしろいかも。


メモ
2002 PINOT NOIR MARLBOROUGH SIMMONDS' VINEYARD WAIPARA HILLS
ハノイのVにて32.5USDで購入