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1993 バローロ "コンテイザ・チェレクイオ" グロミス |
2006/4/16![]() 初日 透明感のあるガーネット。ふちの方は薄くレンガ色で美しい外観。香りはモサッとした果実香。いちぢく、八角やシナモンなどのスパイス、漢方薬、妖しい発酵茶のような複雑で純度の高い香り。あらかじめ香りのエッセンスだけを抽出して、その後で調合したような、そういうスキマだらけで粒立ちの良い香り。上等の古酒ならではの香り。かなりボルドー風。 味わいはやわらかい果実味をしっかりしたアルコール感が後押しする。以前にちょっとだけ飲んだグレシィのバルバレスコ、これに近い感じかな。干し柿のような香りと味わいも似ている。古典的なバローロと思いますが、ネッビオーロというぶどうの素晴らしさが伝わってきます。 2日目 雑味感がやわらいで、いい意味で単純化された果実感だけを味わうことができる。この古酒ボルドーを思い出させる雰囲気もある。ここまでキレイに熟成すると、土地の味よりもぶどう酒の味わいの根本みたいなところの味わいになる、そういうことを考えさせられます。すばらしいバローロだと思います。若いヴィンテージもぜひ試してみたい。 3日目 紅茶風の香りが楽しい。すばらしいワインですね。最後はまったく澱がなくて、それはそれでちょっと驚きでした。 |
メモ 1993 BAROLO "CONTEISA CEREQUIO" GROMIS ハノイのVにて75usdで購入 |