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1986 シャトー・マヤレ |
2005/2/5![]() 縁へのグラデーションが美しいガーネットを帯びたルビー。香りがすごい。ドライフラワーやドライフルーツの軽やかで芯のある香りが発散的に香る。これぞ熟成ボルドーの醍醐味なんでしょう。湿った系ではなくて乾いた系。でも果実感もあって潤いもキープ。コンディションがいいのでしょうか、開けてすぐでも元気に香る。 味わいはやわらかなタンニンと美しい果実味が静かに口の中に広がって満足感大。立体的な味わいなのに、味わい全体をつなぐシルクのような滑らかさがあって素晴らしい。枯れたという感じはまったくなくて、ベースの果実感がおいしいのがうれしい。チーズとパンだけでいただきましたが、熟成の進んだブリーと発酵バターの組み合わせ、最高です。 最近飲んだワインではビゴッタを思い出すが、やっぱりちょっと違うんですね。1番の違いは味わいの滑らかさ。香りの瞬発力にも驚きましたが、繊細で多面的でバランスのとれた味わいも印象的。ボルドーは熟成してこそ、そういうわかったようなことを言いたくなる、素晴らしい1本でした。 |
メモ 1986 CHATEAU MAYALET SAINT-ESTEPHE 福岡のBにて10000円の予算で。 |