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1998 ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ "ピアン・デッレ・ヴィーニュ" アンティノリ |
2005/11/1![]() 初日 しっかりと濃いルビー。ふちの方にはレンガ色が見える。やや濁った感じ。香りは熟れたベリー系の香りとオリエンタルスパイスのようなニュアンス、それに樹の幹とかバニラ。ツンと鼻の奥の方に刺さってくる香り方がサンジョベーゼ系らしい。意外にもアルコール感より腐葉土や落ち葉のような森の中系の熟成感と果実感が優勢。 味わいは酸がしっかり目で大柄な感じ。洗練とか鮮烈とかそういう感じよりも素朴でおっとりとした、おおらかな感じ。ブルネッロらしいコクはあるものの、酸がしっかりしているために濃いキャンティのような雰囲気もある。余韻のタンニンがやや攻撃的。98というヴィンテージの特徴なのか、アンティノリにしてこの酸と控えめな果実味、アルコール感はかなり意外。もうちょっと熟成させて、クタクタになる前がフリーニみたいにおいしいかも。 2、3日目 熟成感が進んで非常に繊細で複雑な香りに収束。それでも果実味が甘いんですね。そこにブルネッロの潜在能力を感じる。95のカマルティーナに似た味わいを見つけたりするのも面白い。きれいに熟成するワインだと思います。 |
メモ 1998 BRUNELLO DI MONTALCINO PIAN DELLE VIGNE ANTINORI ハノイのWHPにて664,050vnd(約4650円)にて購入 |