2002 カベルネ・ソーヴィニョン タスカ・ダルメリータ

2005/10/29
CABERNET SAUVIGNON TASCA D'ALMERITA
ていねいにデキャンタしてサービスされる。
照りのあるきれいなルビー色。グラスが大きめのためか、クリアな赤っぽさが目立つ。香りはカベルネ!というわかりやすい魅惑の香り。ピュアなベリー、バニラ、ミントなどなど。トゥア・リータのこれを思い出す感じ。凝縮感よりも継ぎ目のない上品ななめらかさが感じられる。すばらしい香り。
味わいはやわらかな果実味ときれいに溶け込んだタンニンがわかりやすくおいしい。酸も案外しっかりとしている。果実味がふわっと流れてしまうような感じがあって、デキャンタが強すぎるのかなということも思ったりしますが、文句なくおいしいですね。小難しい陰影などどこにもなく、まっすぐ果実味に向かっている印象。そういう意味でシチリアらしさが表現されている気もしていい感じ。ネロ・ダヴォラで造るこちらの赤の方が多面的で好みかもしれないが、こちらのオープンな性格も楽しい。


メモ
2002 CABERNET SAUVIGNON CONTEA DI SCLAFANI D.O.C. TASCA D'ALMERITA
ハノイのIGにて79USD