1999 ピノ・ノワール "セシル" ブリュンデルマイヤー

2005/10/15
PINOT NOIR BLAUBURGUNDER "CECILE"
外観は意外にもしっかりと濃いルビー。ふちの方には透明感も。香りは熟成したピノらしいやわらかなベリー香。腐る直前のイチゴのような妖しいギリギリの香りですが、こういうの好きです。それに加えて微妙に”臭い”感じとか。土の香りなんですね。腐葉土の香り。いい感じです。決して新世界では出会えないタイプの香り。
味わいはやわらかな果実味と落ち着いたタンニンがしっとりと広がる。なかなかないタイプの赤だと思います。チーズとか、そういうのに非常に良く合う。 結構アルコール感もあるのですが、スルスルと飲めてしまう。静かな店でゆっくりと会話をしながら飲むという状況にピッタリの1本。いい選択だったと思います。

ここの造り手は、そしてこの赤と飲みましたが、やわらかな熟成感があって好みの造りです。赤はこの2本でだいたいすべてのようですので、他の白を試してみたいですね。


メモ
1999 PINOT NOIR BLAUBURGUNDER "CECILE" WEINGUT BRUNDLMAYER
ハノイのVにて49USD