1999 サン・ローレン ツヴァイツゲルト "キュヴェ・アンセルム" ブリュンデルマイヤー

2005/9/1
ST.LAURENT UND ZWEIGELT CUVEE ANSELM WEINGUT BRUNDLMAYER
初のオーストリアワイン。コルクが長い!しかもきめ細かく柔らかく、非常に良質。これは期待できる。
外観はしっかりした紫を帯びたルビー。ふちの方は透明。香りはカシスや腐葉土のような妖しい香りに、熟成した白カビチーズのような柔らかく深みのある香り。これは驚きました。非常に良く熟成したボルドーそのものの香りです。あまり経験はありませんが、グラーヴのワインに近いと思います。どこかで少しだけ試したオー・ブリオンとか。柔らかくて引き込まれるような香りです。
味わいは熟成感優先のしなやかで柔らかい果実味。こなれたタンニンも心地よい。余韻はヴォリュームこそこじんまりとしているものの、細くて長い余韻はまさに熟成ボルドーそのもの。
これはすばらしいワインだと思います。同じ味わいを熟成ボルドーに求めると3倍ぐらいの値段はするのではないでしょうか。


メモ
1999 ST.LAURENT UND ZWEIGELT "CUVEE ANSELM" WEINGUT BRUNDLMAYER
ハノイのVにて32.5USDで購入