1996 ムルソー ルイ・ジャド

2004/5/5
MEURSAULT  LOUIS JADOT
初日
同じ銘柄の92が素晴らしかったので、その直後に良年の96を買っておいたもの。
薄めの黄色。透明感があってキレイな色。香りはレモンやハチミツ、熟れたピンクグレープフルーツなどの甘い香り。爽やかな酸を感じる。
味わいは、最初はフレッシュで鋭角的な酸が支配的。温度が上がるにつれ、やわらかいレンゲハチミツのような爽やかなニュアンスが前面に。味わいの(いい意味での)軽やかさはマコネのいいワインに近い感じもする。ギュファンのコレとか。金属的なニュアンスがなく、丸くてひたすらに近づきやすい果実感は正しくムルソーの個性を伝えていると思う。ただ、92で出会ったようなナッツのニュアンスはもっと瓶熟させないと出てこないのかもしれない。96のブルゴーニュは酸がしっかりしていて赤も白も長熟との情報があるが、まさにその通りな感じです。
2、3日目
キリッとした酸はまったく衰えることがない。いくぶん味わいにとろみが出てきた感じ。食事に合わせると贅沢なひとときが過ごせます。

それにしても、このムルソーは贅肉のない引き締まった細身なボディのワインでちょっと意外でした。バネのある味わいといいましょうか。ムルソー的なバターやナッツのニュアンスに包まれるにはまだまだ時間が必要のようです。



メモ
1996 MEURSAULT LOUIS JADOT
近所のSMにて4500円で購入