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1999 キャンティ・クラシコ カステッロ・ディ・ランポッラ |
2004/1/19![]() 初日 透明感のある赤みよりの薄めのルビー。縁の方へかけてのグラデーション。黒っぽさがなくひたすらにキレイで、その透明感がすごい。香りは爽やかなベリー系の甘い香りがあふれる。イチゴじゃなくてラズベリーな感じ。こんなに透明感のある伸びやかな香りのキャンティは久々かもしれない。フレッシュな果実香と熟した果実香の両方が存在していてバランスがすばらしい。うっすらとバニラアイスクリームの香りも。 味わいは角のとれたすべすべしたタンニンとピュアな果実味が理屈ぬきにひたすらにおいしい。絶妙なアルコール感を伴う余韻もきれいで最後まで言うことなし。サンジョベーゼらしいピュアな果実味にカベルネの品のある爽やかな甘さがミックスされて最高のバランス。 こんなに有無を言わさずにおいしいキャンティはアマの97のキャンティ以来。あれに非常に近い香りと味わいのバランスがあるが、透明感とピュアな果実味のおいしさという意味ではこちらの方がさらに上かも。これに比べるとアマの97はもっとタンニンのおいしさが優勢。とにかくこの値段のキャンティとしては過去最高の出来。過去最高のミディアムボディの赤と言ってもいいんじゃないでしょうか。 2日目 昨日より香りの勢いは弱くなったものの、こじんまりした愛らしい香りのバランスで非常に好印象。すべすべとしたタンニンはまるでブルゴーニュのピノのよう。 3日目 やや酸味を感じるようになったがまだまだ大丈夫。あまりにもなめらかなタンニンのためにキャンティを飲んでいる気がしなくなってくるが、これはこれで文句なくおいしいです。最後の方は結構な量の細かい澱。 |
メモ 1999 CHIANTI CLASSICO CASTELLO DEI RAMPOLLA 大阪のNで購入2380円。 |