1998 ソーヴィニョン・ブラン マルケージ・ディ・グレシィ

2003/11/6
SAUVIGNON GRESY
初日
短いながらもヴィンテージなどすべての情報が刻まれた良質のコルク。
想像より濃い黄色。ラベルが真っ白なんで余計に透明な色を想像したりする。香りはしっかりと濃い果実のミツの香り。リースリングのような爽やかなリンゴの香りや、ヤクルトのような、乳酸菌飲料系の香り。完熟のソ−ヴィニョン・ブランはたいてい発散系というか、しっかり香りが飛び出してくるので最初っから楽しい。
味わいはヌルッと感じるほどの粘りのあるタッチに、爽やかなグレープフルーツやライムの甘さ、硬質の酸、そして長い余韻。余韻に感じる酸と「旨み」は普通の白ワインのものではなくて、なぜかドライなシャンパンに似たものを感じる。時間が経つとすぐに酸が和らいでいくのがわかる。香りで近い白を思い出すと、やっぱりこのフリウリのソーヴィニョン・ブランだが、余韻も含めたトータルの印象ではブライダのこの白が1番近いかも。
2日目
乳酸系の香りが弱くなり、完熟リンゴっぽい甘い香りが優勢に。ほんとにシャンパンそっくりの余韻。おいしいでしょ、これ。トカイ・フリウラーノのようなキレとリースリングのような粘りのあるおいしさがいいバランスで、結果がなぜかシャンパンというおもしろい1本。
それにしても北イタリアのソーヴィニョン・ブランは外さない。


メモ
1998 SAUVIGNON LANGHE D.O.C MARCHESI DI GRESY
近所のCで購入2500円