1995 ポマール プルミエ・クリュ "レゼプノ" ドメーヌ・パラン

2003/9/30
POMMARD "LES EPENOTS" DOMAINE PARENT
初日
かなり薄い紫がかったルビー。ふちの方は透明で少しレンガ色。久々に見る熟成したピノの色合い。
香りは香水のような高いトーンの香りが最初にツンツンときて、それにイチゴやドライフラワーなどの甘い魅惑的な香りが混ざり合ってなんともいえない雰囲気。久々にルロアのヴォルネーを思い出す複雑さと妖しさ。香水のような揮発感はシャルロパンのマルサネの方が近いかも。とにかくこれらの香りがつなぎ目なく丸くまとまっているところがブルゴーニュらしくてうれしくなる。
味わいは、外観の薄さとは打って変わって密度が濃く、タンニンをともなう旨み成分が広がり、舌にまとわりつく。余韻がやや短いという気もしないでもないが、もう少しの熟成で良くなる可能性があると思う。アルコール感からくるヴォリュームはさすがに良年&一級の貫禄を感じる。
うーん、こういうのを飲むとやっぱりブルゴーニュで「当たり」を引くとすごいと実感しますね。他の地域では決して得られない満足感。なにか魅入られるような妖しい魅力。
2日目
香りがややシンプルになってしまった感じ。香水のような高いトーンの香りが優勢に。余韻には少々ホットに感じるぐらいのアルコール感。よく見ると粘性もしっかりしている。
この造り手は店頭などでよく見かける割にあまりいい情報が入ってこない気がしますが、実際飲んでみるといいですね。まったくあなどれません。


メモ
1995 POMMARD "LES EPENOTS" DOMAINE PARENT
オークションで3100円