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1999 マルサネ "モンシュヌボワ" シャルロパン・パリゾ |
2003/2/5![]() 初日 ほんのり紫がかった濃いめのルビー。ふちの方へかけて透明感が増す。 香りは心地よいアルコール感とともに濃縮ブルーベリー、スミレ、それとチョコっぽい甘い香り。 あまり前に出てこないのは温度が低いからか。 口に含んだ瞬間にそれまで感じられなかった甘い香りがフワッとただよって、これはとても新鮮な体験。 ワインが舌にのった瞬間に、口から鼻に香りが抜けて、そして優雅に漂うという感じ。 味は丸く甘く、酸とタンニンのバランスが絶妙。飲み込んだあともアルコール感と果実味が しっかりと残り、味わい深い。いやみな要素はどこにも見当たらず、ひたすらにおいしい。 こんなに素直な「おいしさ」は97のアマのキャンティ以来という感じ。 温度が上がってくると香りもしっかりしてきて、ベリー系の香りに混じって、ゲヴュルツに感じるライチ っぽい香りがする。 うーん、これは理屈抜きにすばらしいワインです。 2日目 チョコっぽい甘い香りが強く感じられるようになった。新樽のニュアンスかな。いい意味での軽さが消えて、 単純なおいしさという意味ではちょっと後退したかもしれない。香りと余韻に感じる香水のようなニュアンス は、どこかで経験したようなと思えばチンチナート。 これに近いです。あれをもう少し普通の赤ワインに仕立てたという感じ。 マルサネは2度目の体験だが、ジャドのマルサネとの共通点を感じる。 どちらにもいえるが、ちょっと濃くて品があり、素直においしいが単調ではない。アルコール感もしっかり。 これはホントにいい買い物でした。 |
メモ 1999 MARSANNAY "EN MONTCHENEVOY" DOMAINE PHILIPPE CHARLOPIN-PARIZOT オークションで落札(約2000円) |