2000 ロッソ・ディ・モンタルチーノ ピエリ・アゴスティーナ

2003/6/8
PIERI AGOSTINA
初日
黒っぽいルビー。粘性はまずまず。香りはチョコやカカオの甘い樽香。酸や杉系の要素がなく、ちょっとしまりがない感じ。ゴムっぽい感じもあって、ブルゴーニュみたい。パストゥグランとか。
味は小豆っぽくて焦点の定まらない甘さをメインに感じる。ライチっぽい青い果実のニュアンスもあって、ほんとにピノみたい。まったく食事の邪魔をしない飲みやすい赤ワインだが、イタリアの赤として何か方向が違う。1999よりもかなり弱い。もともと果実味で押すワインではなかったが、凝縮度が違う。
2日目
ますますやわらかい香りと味わいへ。ゴムっぽさが抜けた分飲みやすくなったかも。
わかりやすいおいしさを目指している造りのように思うが、小手先の技巧に果実味の凝縮度が全然追いついていないといった感じ。全体にかなり作為的なものを感じさせる。同じブルネッロ系でもサルヴィオーニのロッソとはまるで違う。大げさではなく5倍ぐらい値段差があってもいいと思う。(1500円と7500円という感じで)


メモ
2000 ROSSO DI MONTALCINO PIERI AGOSTINA
オークションで購入。約2000円