1999　ロッソ・ディ・モンタルチーノ　ピエリ・アゴスティーナ

2003/2/19 初日 透明感のある紫っぽいきれいなルビー。ふちの方は少し透明。 香りはイチゴ、チェリー、チョコ。はじめはちょっと閉じた 印象だったが、３０分ぐらいでカカオや乾燥いちぢくのよう な力強い甘い香りに変化してくる。 味は酸とタンニンのバランスが良く飲み頃な感じ。ただ、樽の 香ばしさが強く、甘苦く感じたりもする。薬草のようなニュア ンスというか。余韻はきれいで心地よい。 ２日目 あまり変化せず。たっぷりと甘い果実味と樽香が前面に。良くいえば わかりやすいおいしさ。でも、あけてすぐの(少し閉じた感じの） 繊細な香りの方が好きかもしれない。 余韻のタンニンがちょっと粉っぽく感じられてきた。おいしい部類 のタンニンだが、ちょっと人工的な感じもする。 今すでに十分おいしいが、熟成の可能性はどうなんでしょ。 酸がそれほどないだけに、あまり変わらないような気がする。少なくとも ビオンディ・サンティのようにはならないと思う。 将来性の判断が難しい１本。

メモ 1999 ROSSO DI MONTALCINO PIERI AGOSTINA オークションで購入。約2100円