1998 アゴンターノ ロッソ・コーネロ・リゼルヴァ ガロフォリ

2002/10/19
AGONTANO ROSSO CONERO RISERVA  GAROFOLI
初日
キャップシールを取るとコルクからワインが染み出してきていた。 瓶との密着が弱いのではなく、コルクの密度が粗いためにコルクのど真ん中から染み出す 珍しいパターン。劣化した醤油のような香りがする。
グラスに注いだワインは強烈に濃いムラサキ色。シラー?ってな感じ。 香りは先ほどの「酸化醤油」的な香りとトマト缶に大量の砂糖を放り込んだようなドギツイ甘酸っぱい香り。 危険な雰囲気が漂う。
味は香りそのままの雰囲気で、口のなか全体が支配される感じ。お歯黒になりそう。 うーん、これは無国籍感全開。到底イタリアのワインとは思えない。リゼルヴァということで樽熟成の 期間も長そうで、そういった面が裏目に出たという印象を受ける。
2日目
初日のバラバラな印象から一転してかなり整った感じに変化。 香りから変な甘さが消え、ケモノっぽいニュアンスやインク、カシスっぽさが出てきた。 "高そう"な雰囲気がプンプンする。 濃くてホットな味わいが好き嫌いを分けそうだが、収量を落とした結果というより、ぶどうのキャラクター がそのまま表面にでている感じがして、基本的には苦手なタイプ。南仏のワインに近いイメージ。
同じ価格帯の色々なワインを集めて1杯ずつだけ飲んで、1番高そうなワインは?という勝負(なんの勝負だ?) をしたら、かなり負けない気がする。 でも、やっぱり押しが強すぎるんだなぁ。ワインはやっぱりちょっと奥ゆかしいぐらいがいい。。。


メモ
1998 AGONTANO ROSSO CONERO RISERVA GAROFOLI
近所のCで2200円