1997 キャンティ・クラシコ クエルチャベッラ

2001/8/25
CHIANTI CLASSICO
透明感のある、少し黒みのあるルビー。ふちの方はうすくなってきている。 黒っぽいベリー系の香り。心地よいタンニン。後から熟した甘いイチゴの香り。 樽の粉っぽさがなく、上品に溶け合っている。なめらかな口あたり。ミディアムボディ で甘くておいしいワイン。95より軽い作り。 96よりもなめらかな印象。CPは極めて高い。

メモ
1997 CHIANTI CLASSICO QUERCIABELLA
近所のRで購入2280円


2004/1/7

オークションでハーフサイズを入手(約1200円)。上で飲んだ時から2年半経ち、しかもハーフサイズでどういった熟成をしているのか。
外観は透明感と輝きのある非常に美しいルビー。かなり赤み寄り。縁の方は透明で少しオレンジが見える。香りはカチッと締まったミネラリーなベリー系の香り。 このヴォルネーのよう。温度が低いせいかもしれない。味わいの特筆すべき特徴はタンニンが非常になめらかなこと。こういうのをシルキーなタンニンというのかと。それだけのことなら若くて軽いブルゴーニュにも求められるものだが、余韻にアルコール感がしっとりと続き、おいしさが口の中にとどまる。決してさっぱりすることがない、粘りのある長い余韻。粘性も高い。軽めの若いボルドーによく感じるドブっぽい硫黄のニュアンスをほんのちょっと感じたりもするが。
もうちょっとザラッとしたタンニンが残っていて、甘い果実香が飛び出してきてくれればいうことなしだが、それでもこれだけ美しく熟成を続けていたことに感謝。